あなたは独学でプログラミングを勉強していますか?本当はプログラミングスクールに通いたいけど、お金がない、もしくは時間がないから諦めていませんか?
実は、それを解決する方法があるんです。
結論から言います。「無料でプログラミングスクールに通うには、プログラミング教育をしている就労移行支援事業所に通所する」です。
就労移行支援事業所とは
就労移行支援事業は、障害者総合支援法に基づく就労支援サービスのひとつです。
一般企業への就職を目指す障害のある方(65歳未満)を対象に就職に必要な知識やスキル向上のためのサポートをおこないます。
障害のあるということですが、これは普通に精神科・心療内科などに受診しているだけでもOKです。障害者手帳も必要ありません。特に主治医の診断書は必要ありませんが、事業所によっては提出を求められる場合もあります。
利用料金は下のとおりです。↓
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生活保護受給世帯…0円
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市町村民税非課税世帯…0円
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市町村民税課税世帯(所得割16万円未満)
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上記以外…37,200円
なので実際、利用者の人はほとんど無料で通所してますね。
利用するまでの流れとしては
問い合わせ(電話・メール)→見学体験利用→申請(利用意思の表明)→認定調査→受給者証発行→サービス利用開始
となってますが、申請以降の手続きは就労移行支援事業所のスタッフの指示に従って行えば簡単にできます。問い合わせから利用開始まで1〜3週間ぐらいはかかると思います。
どんな就労移行支援事業所があるのか
今回は「プログラミング 就労移行支援事業所」でグーグル検索上位1〜3位(2019年9月29日現在)までを紹介します。
1位 フロンティアリンク キャリアセンター ←(クリックでサイトに飛べます)
「IT・プログラミング特化の就労移行支援事業所」です。全国6つ(札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡)に通所できる拠点があります。
雰囲気はこんな感じのようです。
<IT/WEBエンジニアコース>
ホームページやスマホアプリの作成などを通じ、IT/Webエンジニアとしてのスキルを習得し、就職に繋げます。IT業界は在宅等、自分のペースで仕事ができることも多く、スキルさえあれば仕事はたくさんありますので、ご自身の興味・関心にあわせて就職先を考えることができます。
<カリキュラム>
◾️ HTML/CSS(ホームページ作成の基礎)◾️ JavaScript(アニメーションなどの動きや、サーバーとの連携処理などをホームページ上で行うためのプログラム技術)◾️ PHP(サーバーでのデータベース処理などを行うためのプログラム技術)◾️ WordPress(ブログやホームページを効率的に作るためのツール)など
<1日の流れ>
9:30から14時までの間で、都合のよい時間に来所ができ、マンツーマン形式でマイペースに学習や実習を進められます。12時から16:30の間で、都合のよい時間に帰ることが出来ます。
<特色>
・メンタルケア専門のスタッフが常駐していて、様々なメンタルケアプログラム(認知行動療法、アサーション、アンガーマネジメントなど)を無料で受けられます。
・在宅で就労支援を受けられます。基礎部分の習得は、ご自身のペースで無理なく進められるビデオ視聴と、不明点や相談などは講師が直接遠隔でサポートする個別指導の組み合わせによるマンツーマン形式で行われますので、通所と変わらない形で学習や訓練を進めることができます。
<管理人の総評>
メンタルケアが充実しているので、将来のキャリアや不安なことを相談できるのは学習に集中するという意味でも利用者にとっては心強いのではないかと思います。総合的に利用者の就労をサポートしていこうという意思を感じます。
2位 Gftd Works(ギフテッドワークス) ←(クリックでサイトに飛べます)
「大人の発達障害者の方のためのプログラミング就労移行支援施設」です。全国8つ(東京、高崎、福岡、大分、愛知県蒲郡市、名古屋、愛知県知多市、愛知県東海市)に通所できる拠点があります。
雰囲気はこんな感じのようです。
<カリキュラム>
コースやカリキュラムは拠点場所によって違うみたいですので、ホームページで確認してみてください。基本的にはプログラミングを教えているようです。
<1日の流れ>
月曜日-金曜日(祭日除く) 10:00-16:00
個別面談
リアルタイムチャットでのサポート
学習時間の目安 / 週30時間
<特色>
・東京渋谷校はVRやARの開発を学べる。
・対象は発達障害の診断を受けていて、受給者証を取得可能な方となっていますので、発達障害者ではない方は利用できないようです。
・発達障害者限定ということで発達障害者の方には、とにかくピッタリだと思う。
<管理人の総評>
施設もキレイですね。発達障害者限定というのが賛否両論ありそうですが、私的にはその方が良いと思いますね。発達障害者にとって発達障害の特性を理解してもらい合理的な配慮がある環境というのは中々ありません。そういった意味で発達障害者の方にはGftd Worksはおすすめですね。
3位 Earnest career(アーネストキャリア)←(クリックでサイトに飛べます)
「IT・Web関連のスキルに特化した就労移行支援」です。全国4つ(東京・永山駅前、東京・八王子、神奈川県、福岡)に通所できる拠点があります。
雰囲気はこんな感じのようです。
<カリキュラム>
HTML5・CSS3
コーディングの基礎から、最新のトレンドまでを、実際のWEBサイトも制作しながら実践的に学びます。
WordPress
世界でもっとも普及しているCMSツールであるWordpressの基礎からカスタマイズ方法までを学ぶことで、多くの企業のホームページを編集出来るスキルを身に付けます。
IT関連スキル(RPA)
RPAとは主にホワイトカラー系(事務作業等)の業務をロボットによって自動するソフトウェアの総称です。このRPAに関する教育/研修を通してRPAに関わる正しい知識、確かな技術や操作スキルを学びます。
PHP
PHPは、動的にWebページを生成するスクリプト言語です。予約システムやショッピングサイトなど、多くのWebサービスを作成する事ができます。ショッピングカート・ログイン認証・顧客DB(データベース)と連携したアンケートシステムなど様々なサイトに掲載するためのスキルを学びます。
<1日の流れ>
チャットでのオンライン完全個別学習を実施しているようです。詳しくはEarnest career(アーネストキャリア)にお問い合わせください。
<特色>
・プログラミングを教えるだけではなく、就労までしっかりサポートすることに力を入れているようです。
<管理人の総評>
・ソフトバンクグループから出資を得ている。今後大きく事業展開をしていきそう。人気が出ると定員がいっぱいになって入学するのに順番待ちになる可能性もあるので、入学するなら今のうちかも?
まとめ
・就労移行支援事業所は障害があるか、精神科・心療内科に通院していれば通所可能。
・一部有料スクールと比べたら、カリキュラムのパフォーマンスは劣る。
・コストが安い(ほとんどの人は無料で利用している)ので、プログラミングに興味があって、学んでみたい人はとりあえず入学するのも全然ありなんじゃないかと思う。だってコストかからないしノーリスク。今日、紹介した就労移行支援事業所でプログラミングの基礎を学べば、在宅ワークで月10万円ぐらい稼げるレベルにはなれそう。